Serene Dawn of Tomorrow
この作品では、中国南部とポルトガルそれぞれの伝統的な建築物、地元マカオで融合した建築物を形成してきたその 2 つのマトリックス、そして活気がありつつも穏やかな自然の風景が表現されています。
古くてカリスマ性があり、近年のマカオにおける繁栄の始まりを象徴する、ホテル リスボア。マカオの発展と特別行政区への移行を意味するマカオタワー。遠く離れた中心地、黄金に輝く山々にそびえ立ち、マカオが抱く未来への期待と確信の象徴、グランド リスボア。マカオの近代的な発展を反映する、これら 3つの象徴的なランドマークを通じて、マカオの美しさが永遠に続くような牧歌的な風景が描かれています。
マカオは、水に恵まれた珠江デルタで歴史を育んできた場所です。そしてこの作品の至る所にも水が巡っていて、夜明けとともに生まれ変わるたびに永遠の春がマカオに訪れることを表現しています。
場所
グランド リスボア パレス 東ロビー
寸法
6,705 mm (W) x 4,170 mm (H)
技法・材質
手描き、ミックスドメディアパネル

馬若龍(Carlos Marreiros)は、建築家、芸術家、大学教授、MAA馬若龍建築師事務所有限公司(MAA Marreiros Architectural Atelier Ltd.)の創業者、共同経営者、社長、さらにマカオのアートと文化のホットスポットである、婆仔屋文創空間(Albergue SCM / ALB Creative LAB)の代表者と多岐にわたり活躍。1987 年にマカオ総督から「文化功績勲章」(Medal of Cultural Merit)、1999 年にマカオ総督からマカオの最高勲章である「英雄勲章」(Medal of Valor)、同じく 1999 年にポルトガル共和国大統領から「エンリケ航海王子上級士官勲章」(Grande Oficial da Ordem do Infante D.Henrique)、2002 年に中華人民共和国マカオ特別行政区長官から「専業功績勲章」(Medal of Professional Merit)を授与されています。